ミニ クラブマンはシューティング・ブレイクコンセプトを
現代的な解釈で実現したクルマ。
実際のところ、日本で狩猟にこのクルマを使う人はいないだろう。
例えば2人乗車を原則にアクティブにクルマを使う人達、
ボディボードやスキー、ゴルフなどに行くためのアイテムとして
使ってこそ、真価を発揮するミニだと思う。
今回の試乗レポートは首都高速を中心とした高速試乗と
お台場周辺を走る市街地でこのミニ クラブマンの実力を検証してみた。
高速試乗の印象だが、
今回の試乗は高性能モデルのクーパーSということもあって、
標準モデルのクーパーより固い足回りが奢ってある。
乗ってみると上下の揺すられ感や段差を乗り越えた時の
ゴツンと来る衝撃が強い。
ランフラットタイヤの影響もあるが乗り心地的には
ある程度の割り切りが必要。ただし8㎝伸びたホイールベースのおかげで
ノーマルのクーパーSと比べれば乗り心地が改善されている。
もちろん直進安定性もコンパクトカーとは思えない程高い。
ミニはゴーカートハンドリングと呼ばれることが多いが
このクラブマンもステアリングに対するクルマの動きがとにかく俊敏。
特に固い足回りを持つクーパーSはその傾向が色濃く残っている。
1.6リッターのターボエンジンは十分なトルクがあり
巡航速度からスッと加速する様な場面でも、
6速のギアをキープしたまま加速することが可能。
市街地での取り回し性については
全長が長くなったとはいえ、ミニのコンパクト感は健在。
視界の良さや車両感覚の掴みやすさについてもミニそのものだ。
1.6リッターターボ+6ATの組合せだが
下の回転域からフラットなトルクが出ていて、
組み合わされるATも切れ味の鋭い、トルコンスリップを極力抑えたタイプ。
ヨーロッパの人々が好む、マニュアルギアボックスライクなATと言える。
インテリアのクオリティは非常に高い。その分価格も高いが…
スイッチ類の節度やメーター配置なども好ましい印象だ。