2007/9/23 日産 エクストレイル
車種
日産・エクストレイル 20X
(4WD/エクストロニックCVT)
試乗車
同上
出演者
日産自動車株式会社
商品企画室
チーフプロダクトスペシャリスト
角 智彰
(すみ ちあき)
PV第一開発本部
チーフビークルエンジニア
小林 毅
(こばやし つよし)
試乗車主要諸元
全長 4590㎜
全幅 1785㎜
全高 1685㎜
ホイールベース 2630㎜
車両重量 1500㎏
エンジン 水冷直列4気筒DOHC
総排気量 1997cc
最高出力 137/5200(PS/rpm)
最大トルク 20.4/4400(㎏・m/rpm)
トランスミッション
エクストロニックCVT
(自動無段変速機)
最小回転半径 5.3m
車両本体価格 237.3万円(消費税込み価格)
燃費(番組測定値) 10.1㎞/L
騒音(番組測定値) 66dB(高速100㎞走行時)
ミラーTOミラー幅 2060㎜
3つの進化
スキーやサーフィンなどアウトドアスポーツを楽しむための道具がこのクルマ
海に山に出掛ける道中の行程を安全に確実に走行するための機能が搭載されている。
キープコンセプトのデザインで登場した新型エクストレイルだが中身は7年分の
進化を遂げているという。
具体的には「4WDシステム」「ラゲッジ」「ユーティリティ」の3点とのこと。
そこで今回はこの3つの進化度について見てみようと思う。
高速道路の走行印象だが、以前紹介した同じプラットホームを使うデュアリスと
比較してみると、乗用車感覚を重視したデュアリスに対して、
ボディが大きく重量感のあるエクストレイルはドッシリした雰囲気を持っている。
デュアリスとの比較では乗り味はSUV的、荒れた路面ではゴツゴツした印象がある。
大きなタイヤを履く為か、タイヤのバタツキ感が以外と大きい。
2リッターエンジンの出力には不満はない。低速からトルクが出ていて、
CVTの制御も旨い。
インテリアはクオリティが大きく向上した。
カジュアルな志向からラグジュアリーな感じになった。
キープコンセプトで登場した新型エクストレイルだが、
自分としては少し変わらなすぎな印象もある。特に外観については
一目で新型で有ることがわかりつつ、大きく変化している。
そのくらいの積極性があっても良かったと思う。
乗ってみると進化度は高いだけに残念な部分だと思う。
ワインディング路では凄く、素直でしなやかにコーナーをクリアしていく。
特にステアリングが敏感とかシャープということではないが、ハンドルを
切れば切った分狙ったラインをきちんとトレースしていく印象だ。
ロールの出方も素直、ロール角自体は大きめだが恐怖感はまったく感じない。
駆動をFFから4WDに切り替えるとコーナーでの踏ん張り感が若干しっかりしてくる。
よりライントレース性が高まってくる印象。
2リッターエンジンはさすがにこのボディサイズと重量では、
大人4人乗車+機材の場合、登り勾配では少し不足気味。
アクセルを踏み込む量が深くなる傾向だ。この様なシチュエーションでは
高回転を積極的に使いエンジンブレーキも効くSPORTモードの使用をお勧めしたい。
ブレーキは剛性感があり、扱いやすい。走りの進化度についてはかなり高い印象だ。
開発担当者に4WDシステムの進化について伺ってみた。
従来の「オールモード4×4」はアクセル開度にしたがって前後のトルク配分をしていたが
新しい「オールモード4×4ーi」は標準装備となった横滑り防止装置(VDC)との
統合制御により、ステアリングの操舵量やヨーコントロールなどより多くの情報を受け、
きめ細かいトルク配分が可能となった。とのこと。
悪路や雪道で効果を発揮する機能と言える。
ラゲッジを見てみるとアンダー部分に一段スペースが追加され、
そこに引き出しが付いた。このスペースは取り外すことが出来る。
マウンテンバイクなどはこの状態でリアシートを寝かして収納する。
3つの進化をまとめると「4WDシステム」は大きく進化した。
「ラゲッジ」は使い勝手が向上した。「ユーティリティ」については
防水シートなどの質感が向上していた。スクラッチシールドという
小さな傷を自然に修復する塗装技術なども採用される。


