縄文杉に逢ってきました

2005年08月01日

vol.9_01.jpg昨年のシャワークライミングに続いて、今年の夏休みも山を攻めてきました。それも鹿児島は屋久島・縄文杉!!屋久島が世界自然遺産に登録されたのは、もう12年も前のことになるのですね。でも屋久島全島が登録されたわけではなく、島の20%が世界遺産なのだそう。3年ほど前からずっと気になっていた地に、いざ出発。

4:40 ホテル出発。 天候は晴れ。 頭上から降り注ぐように輝く星に早速感動。
6:30 ガイドの吉原さんと、仲間5人とともに荒川登山口を出発!

一ヶ月に35日は雨が降る、といわれる屋久島にあってひとまず安心。 ひたすら、トロッコ道をゆく。屋久島では江戸時代から林業が営まれ、現在はなんと江戸時代頃に伐採された倒木をチェーンソーで切りトロッコで運び出している。屋久杉は材質が緻密で樹脂分が多く、腐りにくいのだそうだ。 さすが屋久島、時間の流れが違う。

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8:15 三代杉到着。
一代目の倒木の上に二代目が育ち、二代目の切り株の上に三代目が育つ・・・。一代目の樹齢は1200年、らしい。 ガイドの吉原さんが時折出す質問、「屋久島はなぜ雨が多い?」 「屋久島の杉はなぜ樹齢が長い?」・・・私たちはいちいち、悩みながらとにかく歩く。

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9:15 トロッコ道終了。
ここから縄文杉までは山道をゆく。宮崎駿監督 「もののけ姫」 の世界が次々と現れる。
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9:50 大小の花崗岩を登りながら 「果たして大丈夫なのか・・・」 と感じ始めたころ、ウィルソン株現る!!屋久杉では一番古い切り株といわれ、16世紀末頃に伐採されたらしい。切り株の中の空洞には泉が湧いていて、小さな神棚も。 手を合わせて、旅の安全を祈る。

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11:25 少し早目のランチを所々でほお張りながら(一気に食べないのがポイント♪すぐ、お腹が空くのだ・・・)夫婦杉に到着。 右の杉の枝が左の杉の幹に伸びて、仲良く手をつないでいるよう。何千年、この二人は手をつなぎ続けてきたのだろう・・・?

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11:50 荒川登山口から登り始めて5時間45分、ついについに縄文杉と初対面!!!

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vol.9_08.jpgさすが世界遺産のドンだけあって樹皮に触れられるほど近くには寄れなかったが、異様な形に膨らんだこぶと樹皮の白さに数千年の歴史を十分感じることができた。しばし縄文杉と会話してみる。 といっても周囲には観光客がわんさかといるから閑静な環境ではないが。「7,200年前(推定だけど)、地球はどんなだったのですか?」


12:15 後ろ髪引かれる思いで下山開始。 帰りにかかる時間のことを考えると急がなくてはいけないのだけれど、なんとも 「寂しい感じ」 がしてならなかった。「また逢いにきます」 と言い残して。
13:20 縄文杉に逢う、という大事業を成し遂げてしまったあとメンバーはテンションが低め。 そんなところに現れたのが、宮之浦岳。 標高1936mは屋久島で最も高い山。 そして山の所々には、白骨化した杉が点在する。ここ屋久島では、杉の一人勝ち!!というのはあり得ないそうだ。他の杉より頭一つ出て成長すると、雷に打たれたりして死んでしまう。 杉はゆっくり成長せざるを得ない環境なのだ。

vol.9_09.jpg15:40 往路では混雑していたので寄れなかった小杉谷集落跡地へ。大正12年に木材搬出のための基地として誕生し、最盛期を迎えた昭和35年ごろには133世帯も住んでいた。が、その後太い杉を切りつくしてしまったため閉鎖されることになる。屋久島の産業が、林業から観光業へと変わったことを
目の当たりにしてとても不思議な印象を持った。

15:45 小杉谷集落跡地すぐよこの河原へ。世の中で出会った一番の清流だろう。 どこまでも透き通っていてクールダウンにと足を入れてみるとひんやりと心地よかったぁ~☆それにしてもこの河原は巨岩ばかり!!

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17:00 再びトロッコ道を西日を背に歩き、登山開始から10時間半。集中力が切れそうだぁ~というところでようやくゴール!すぐに腰を下ろしたいところだったけれども、ここでのストレッチングがすごく重要!よいしょ、よいしょと最後の力を振り絞り全身を伸ばす。 これのおかげで、次の日も痛みなしで歩けました♪

『縄文杉に逢いたい』 なんてツアー名、ちょっとクサいんじゃない??と実のところ思っていた私。でも、いざ行ってみるとまさしく 『縄文杉に逢ってきました』 という感想でした。 なぜだろう。理由はいっぱいあるように思うのだけれど、とにかく彼らはたくさんたくさん生きています。決してただの杉ではなくて、地球の何千年を確かに見つめてきたのですね。私の人生、長くても100年とちょっと(あれ?生きすぎ?)。 とてもじゃないけど、かなわない(笑)。小学校で理科の先生に教わった 「地球の成り立ち」 を、いまさらながら身をもって勉強させてもらいました。環境を、自然を大事にしようと世の中では騒がれているけれども、自分の目で確かめて初めてその尊さが分かるもの、改めて感じました。屋久島に行くと人生観が変わる、とかいう人もいるけれど、どうかな? ただ、なぜか 「しっかり生きよう!」 と感じさせてくれる島でした。ぜひ、みなさんも一度足を運んでみてください(^^)

vol.9_11.jpg追伸: まったく関係のないことですが。我が家のチロ、一歳を越えてしばらくしたら眉毛が出てきました。犬仲間の話によると、この眉毛はある時期しか出ない貴重なものだそう。写してみました。

日時: 11:45
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