沖縄へ②

2004年08月01日

vol.4_01.jpg本島で唯一の水牛車観光
旅も二日目。この日の感動は本部半島・屋我地島から始まった。 「さとうきび畑が見たい」 という母の願いを叶えるため向かっ名護の北の小さな島には沖縄の原風景が広がって、昔ながらの平屋の民家が何軒も存在した。シーサーはもちろん、ひんぷん(屋敷の門と母屋の間に立てるついたて)も家ごとにあった。車さえもなかなか通らないような、沖縄の人々の普通の暮らし。 軒先ですだれが揺れ、おじぃが団扇をぱたぱたと扇ぐ。 たぶんみんなが知り合い。 静かな町には強い絆があるように感じた。

              vol.4_02.jpg

              vol.4_03.jpg

今帰仁城址で地平線を眺めながらスパムおにぎりをほお張り、向かった先は本部半島先端の町 ・ 備瀬。 ガイドブックにはなくインターネットで見つけた “備瀬のフクギ並木”、これが見たくてレンタカーを西へ走らせた。フクギとは古くから防風林として沖縄を守ってきた木で、特に海の近くにある集落の周りには多く植えられたのだという。 まっすぐ天に向かって生える緑濃い木々はとても力強く、備瀬のあたりでは250戸がフクギ達に守られてきたそうだ。 そしてここでまたすばらしい出会いに恵まれる。 水牛車だ。でも運行するのはフクギ並木。 フクギ並木を走る水牛車 ‘フクちゃん’。 それも右の角が折れている。

              vol.4_04.jpg

三線の腕前まで披露してくれた担当 ・ 小林君は 「商品価値が下がっっちゃってねぇ」 となんだか嬉しそうに話している。 どうやら本島で水牛車の観光をしているのはここだけだとか。貴重な体験と思い6人乗りの荷台に乗り込む。 もちろん満員だった。酔うような酔わないような微妙な揺れ。 明らかに、人間の足で歩くほうが速いスピード。3メートルもないフクギ並木の ‘公道’ を小林君のインフォメーション付きで進んでいく。 しかしそのインフォメーションが地味でリアルなものだった。「最近はこのあたり ‘過疎’ が進んでいましてね~。 ほら、あそこも空き家、なんですよぉ」決して暗くない表情で語る小林君に、荷台組 ・ 最年長の母が「じゃぁ、若い子!お嫁さんにいってあげたらぁ~?」 と同じく荷車組の女の子二人に目配せして茶々を入れる。「あなたの娘さんが行けばいいじゃない!」 と腹の中では思っているのだろうが笑顔で返してくれた。
vol.4_05.jpg

途中、右角の折れたフクちゃんと(小林君の言う)撮影スポットで各々記念撮影し、観光も終盤。小林君が自慢の三線を器用に弾き、唄いだす。 左手首にフクちゃんの綱をかけうまく調節しながらティントンテントン♪と。 でもフクちゃんは左の角が重いのかどうしても左に寄ってしまい、よって私たちを乗せた荷台はフクギをザザザ~!とこすっていく。気持ちよく前で唄っている小林君に危ない!と叫べるはずもなくとりあえずフクちゃんに向かって「フクちゃん!まっすぐよぉ~!」 と叫んでみたりする。 その声で小林君が振り向き進行方向を調整する、そんな感じでなんとかゴールまでたどり着いた。

小林君に感謝の沖縄ビーチ!!
ゴール地点でお客さんみんなでゆんたくしてゆっくりしてから次の予定を考える。 ガイドブックによると隣に ‘エメラルドビーチ’ なる海水浴場があるらしいが、それを話すと小林君が 「もっと良いビーチがある」と言い出し、教えてくれた。小林君の案内のまま母と二人で向かった先が、本部半島最先端にある瀬底ビーチ。

              vol.4_06.jpg

今年初水着で南国のビーチへ~!!!(母は見守るだけ。 泳ぐのは私一人。 ・・・。)シュノーケルを借りて水底をのぞく・・・・・・・・・!!!小林君の言うとおりだった!!5メートル沖へ出ただけなのに足元にはフグ、熱帯魚がうじゃうじゃと泳いでいるではないか!!!液晶テレビのCMで見たことのあるような色鮮やかな魚が珊瑚に群がっているのが字のごとく、手に取るように見え 「ボゴボゴボゴ~!!」 とひとりシュノーケルの奥から感動していた。感動を伝える相手が横におらず思わず水中から顔を出し浜の母に手を振ってみたが、母は見知らぬ人に必死で話しかけていた。まぁ、とにかく時間を忘れてずっとぷわぷわと浮いていた。 夢のような時間だった・・・。

日時: 10:17
2008年01月
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31