カンボジア
久しぶりに秘境旅行に行ってきました! 今回は、カンボジアのアンコールワット。
ロバート・キャパに憧れ、子供の頃報道カメラマンになりたかった私は、
以前 「地雷を踏んだらサヨウナラ」 という映画を見て、一ノ瀬泰造さんが目指した
アンコールワットを、是非自分の目で見てみたいと思っていたのです。

三島由紀夫の戯曲にもなった、癩王のテラスにて。

朝焼けのアンコールワット。
実際に行ってみて、そのシルエットの荘厳さに、うたれました。
誰がこのような形を考案したのでしょう・・・。

建物そのものの美しさもさることながら、その内部に彫られた数限りないレリーフの繊細さ。
実際に、一体一体モデルがいたそうです。
顔立ちや表情、
見ていると時が経つのを忘れてしまいます。
800年以上前に建てられたお寺ですが、もちろん、今も大勢の僧侶が修行をする場でもあります。
アンコールワットをはじめとする遺跡群は、山のないカンボジアで、神様が住むと言われていた山を再現したと言う事ですが・・・。一日中急な階段をのぼっていた気がします。 やはり、神様の領域への道は厳しかったです(^^;)

アンコールワットから、赤土の道を2時間ほど車で走ると、このベンメリアと言う遺跡に着きます。
最近地雷の除去が終ったばかり。ちょっと道を外れると、まだ地雷が埋まっている可能性があるそうです。

ここ、クバル・スピアンも最近入れるようになった遺跡の一つ。
カンボジアには数多くの遺跡があるのに、地雷のせいで立ち入れないところもまだ沢山あるとか。
木には、「この先立ち入り禁止」 を表す、赤いペンキが塗られています。
遺跡は、地元の人達の憩いの場でもあります。
子供たちも学校が終ると遊びに来ます。

丁度カンボジアの総選挙の前で、街角には沢山の選挙ポスターが。
小さな集落にも、必ず数百メートルおきに選挙事務所がありました。 カンボジアの人達は、政治の話をし始めると、友達同士でも、知らない人同士でも、喧嘩になってしまうので、普段、あえてあまり政治の話をしない様にしている人もいるそうです。

結局7月27日に行なわれた選挙では、大きな混乱もなく、フン ・ セン首相のカンボジア人民党が最大議席を獲得したそうです。
今回の旅で感じたのは、内戦の傷痕が癒えないカンボジアでも、次第に平和に向けて歩んでいるのだなと言う事です。
訪れた遺跡の付近の村でも、元ポルポト派の兵士やその家族が住んでいる所があります。
元々住んでいる人達は、彼らが自分達の家族を殺したポルポト派の兵士だったとうすうす感づいてはいても、仲良く近所付き合いをしているのだそうです。
現在、学校の先生の給料は月に15アメリカドル。
水が豊かで、自然に恵まれたカンボジアが、早く立ち直り、もっと豊かになって行く事を願うばかりです。

