スペインへの旅
仕事の合間のわずかな休暇だったが、バルセロナからスペインに入った。地中海沿いにバレンシア、マラガを経て、セビリアとコルドバを散策した。
セビリアの町の中心部にはクルマは入れない。路面電車と自転車と歩行者。クリーンな街づくりが、セビリア大聖堂に良く似合う。この路面電車は更に路線を延長し、工事中の地下鉄と接続。益々便利になるそうだ。ヨーロッパでは、路面電車が見直されている。


スペイン人は、一日に5回食事をすると言われるほど「食」を楽しむ。スペインの食文化のひとつ「立ち飲み居酒屋・兼・軽食店」バル(BAR)は、朝から深夜まで営業。酒とつまみだけでなく、コーヒーやソフトドリンクもある。酒は、サングリアが美味しかった。


イスラムの影響を色濃く残すコルドバの町で運良く、「祭り」に遭遇した。観光客とは無縁の地元の人々の祭り。中世をしのぶ祭りだと聞いたが、人ごみに圧倒されて全貌をつかめず、露店の近くでカメラのシャッターを切るのが精一杯だった。




綿菓子といえば、日本の縁日での印象が強いが、スペインの子供たちも綿菓子が好きだ。


古都トレド(Toledo)は圧巻だった。トレド大聖堂の威厳に満ちた佇まい。ユダヤ教、イスラム教、キリスト教、異文化の混合が織り成す歴史の重み。古代ローマ時代からの変遷を無言のうちに語りかけてくる。この町に、今でも7万人が住んでいる。サントトメ教会で、画家エル・グレコの傑作「オルガス伯爵の埋葬」を観た。


スペイン人は、底抜けに陽気な人が多い。歴史を翻弄した国家の支配体制の激流。明るい振る舞いは、時代を生き抜いてきた知恵なのかも知れないと、ふと思った。
ギターの名曲「アルハンブラ宮殿の思い出」が、よみがえった。


日時: 17:54

