菅平紀行(一)・帝京大のオリバー

2003年08月25日

「オリバー・カニーン」 オールブラックスの国、
ニュージーランドのクライストチャーチ生まれ、21歳。
5歳から地元のクラブチームでラグビーを始めた。
かつて、多くの日本の少年達が、草野球に親しみ、
未来の長嶋を夢見たように、ニュージーランドの少年達は、
オールブラックスに憧れて楕円球を追い始める。
オリバーも例外ではなかった。
この4月に帝京大学に入学した。 192 cm、108 kg。 ポジションはロック。
驚くほど流暢な日本語を話す。

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高校3年の時、ニュージーランドを訪れた日本人ラガーとの縁で、日本の大学への入学を決意。
卒業後の1年間、クライストチャーチの日本語専門学校に通い、本格的に日本語を学んだ。
みやげもの店でのアルバイトでは積極的に日本人観光客と接し、生きた会話を学んだ。


2002年4月、京産大に入学したが、その年の12月に帰国。
1年間、猛烈に勉強した筈の日本語に戸惑った。 外国語として学んだ日本語は標準語。
関西の言葉は難しかった。 「これ、なんぼ?」 「なんやねん! あほとちゃうか」。
我々日本人は、幼いころからテレビを通じて、全国各地の言葉に親しんでいる。

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オリバーは、今年になって再来日。 帝京大学の門を叩いた。
大学選手権でベスト4に入ったチームに
興味を持った。 勉強家で、ユーモアのある明るい性格。
すぐにチームに溶け込んだ。 ニュージーランド
出身のジェフ・タウンゼントコーチの存在も心強いだろう。
 菅平の宿舎にあるホワイトボードのメンバー ・ 一覧表は、全てローマ字で書かれている。
“Oliver” はAチームのロックだった。
岩出監督は、チームの成長に手応えを感じながら、ラグビーの国からの訪問者を暖かく見守っている。

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オリバーは日本での生活がとても面白いと言った。 日本は、生活にもスピード感がある、
何をするにもペースが速い。 「何か急いでいるように感じるのでは?」 と問うと、笑ってうなずいた。
かつて訪れたクライストチャーチには、確かに、ゆったりとした時が流れていたのを思い出した。

「 おーい 雲よ どこへ行くんか 遠く 磐木平まで行くんか 」
ゆったりとした時の流れを、私はいつ頃、失ってしまったのだろうか。 取材の帰りに見た、夏の白い雲が眩しかった。
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オリバーは、Aチーム定着を目指している。 11月8日(土)tvkのラグビー中継 「早大対帝京大」 に、彼はレギュラーとして登場出来るのだろうか。 オリバーとの再会を、楽しみにしたい。

日時: 14:13
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