緊張
tvkで最初に担当することになった主な番組が、月~金曜日の夜9時30分から放送している、『N930(ニュースきゅうさんまる)』10時までの30分間、神奈川県内の出来事を中心にお伝えするニュース番組だ。
月火の三浦アナウンサーからバトンを受け、私は週の後半(水木金)担当。 30分。これが、私にとっては相当長い。
いや、長かったです、はじめは。
これまでニュースといえば、最長5分しか読んだことがない。…単純計算でも6倍の時間、カメラの前に座っているなんて!!しかも男性キャスターと2人ということは、当然カケアイなんていう場面も出てくるわけで。え~っと~、大丈夫なのか?私。
それでも、無情にも本番はやってきた。入社して4日目のこと。
前日に、先輩・三浦アナウンサーの横にはりついて見学をさせてもらっていたとはいえ、見るのとやるのとでは大違い。変な汗は出てくるし、まともに息も吸えないくらい 「大・緊・張」 状態。さて本番は・・・・・・あまり覚えていない。ただ、30分間ずっと手の震えが止まらなかった感覚だけが残っている。その日は家に帰ってからも気持ちの高ぶりが治まらず、朝まで眠れなかった。
あれから2ヶ月。
番組全体の流れがなんとなく体でつかめてきた分、あのときほど異常な緊張はしなくなった。最初は自分が読むだけで精一杯で、お隣に座っていらっしゃる中村キャスターに向かって無言の “話しかけないでください” オーラを発していたが、最近はちょっと和らいできたかなぁ…。 うーん、どうでしょう?
そういえば、まだアナウンサーになりたての頃、『アナウンサーは、緊張はしなきゃいけないが、あがってはいけない』って言われたっけ。
改めて辞書を引いてみる。
緊張・・・ひきしまること
あがる・・・のぼせて落ち着きを失う
…今日も “気をひきしめて” 本番に向かいます。




