9/29:地域の資源を生かしたまちづくり

0929k-1.jpg■週刊 見・聞・録
  「森が変わる、街が変わる!」
   ~地域の資源を生かしたまちづくり~

中田 宏編集長の突撃レポート!
自然環境や歴史、人材など
その地域にある資源を市民が活用して
うまく街づくりに生かしている例を取材しました。
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☆次回予告
10月6日(土)は「あなたが主役!横浜で市民活動」です。
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「地域の資源を生かしたまちづくり」

■週刊 見・聞・録

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今回は中田 宏編集長の突撃レポート!
自然環境や歴史、人材など、その地域にある“資源”を市民がうまくいかしてまちづくりを行っている事例を紹介します。


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まずは森の中で行われた、市民の手によるユニークな美術展を取材しました。

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緑区三保町にある「横浜動物の森公園予定地」で行われていたのは「横浜の森美術展2」。
「GROUP創造と森の声」というボランティア団体が運営しています。

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スタッフの豊田和佳子さんの案内で森の中へ…
作品は全て森の中にあり、自然を生かした制作や展示を行っています。

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3人の目の前に現れたのは「Tree Monster(森の怪物)」。

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作者の堀井寿乃さんによると、メインは木の方。
モンスターが土の中を潜って木になっているキノコを採っているそうです。

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アーティストや美大生16名が出展したこの美術展には海外からも6名の作家が参加。
トマス・ニューマイヤー(ドイツ)の作品は「旅する森」。

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木材に取っ手がついていて、それぞれが持ち運んだ先で写真を撮り、作り手にメールで送ってもらうというもの。

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編集長と宮内記者が入っているのは、ローザ・マリア・アラウ(スペイン)の「木と気」。
どれも“森”という自然の環境を生かして、街の中にはない、独特の雰囲気を醸し出しています。

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これもただの水溜りではなく、「回生する森(いしばしめぐみ作)」という作品。
かつて木があったが枯れてしまった場所に作られています。

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植物や生命には水が必要で、水を飲んで再生して欲しいという願いが込められています。
確かに木が美味しそうに水を飲んでいるように見えます。

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そもそもは11年前にアーティストたちが手つかずだったこの森を見つけ、横浜市に借りたのが始まりで、その後、コンサートやプレイパーク、ワークショップなどから市民が集うようになり、このような美術展を開くまでになりました。

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また、海外作家の宿泊先として近隣の方が自宅を開放するなど、草の根的な国際交流にも広がりを見せています。

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“自然の森”という「地域の資源」が人と自然だけでなく、人と人を結びつける役割を果たし、この地域ならではの「まちづくり」につながっています。


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続いて宮内記者が中区の「初黄・日ノ出町地区」の都市再生の取り組みを取材。

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この地域は戦前は問屋街として栄えていましたが、昭和20年の横浜大空襲で壊滅。
戦後は焼け跡のバラックから違法飲食街へと変貌、最盛期は250軒以上の違法飲食店が建っていました。

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街がだんだん壊れていくことに危機感を持った地元住民の方たちと行政、警察が協力してみんなが安心して暮らせるための取り組みを開始、そして2年前に神奈川県警による摘発でほとんどの店が閉鎖されました。

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しかし、問題になっていた違法飲食店は姿を消したものの、その代償として人影も消え、活気も失われてしまいました。そこで別の形でこの地域の活性化しようという試みが始まりました。

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違法飲食店だった建物を改造した「BankART桜荘」。
横浜の芸術団体「BankART」と連携し、アーティストのアトリエ兼2階は住居になっています。

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展覧会やコンサートなどを行い、この街にアーティストや若い人を集めることで新たな賑わいと活気を作り出そうという狙いがあります。

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こちらは今年6月にオープンした「Kogane-X Lab」。
横浜市立大学・鈴木ゼミの学生たちがまちづくり活動や研究の拠点にしています。
こちらも違法営業の店を改修したもの。その工事にも自ら関わりました。

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パトロールに参加するなど、地域の人たちと一緒にまちづくりを行いながら実践的に学び、その結果をまたフィードバックしています。

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一気に変わろうとしているこの街で、地域の人たちではできない部分を外の人間が行うというユニークな例と言えます。

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こちらは神奈川大学・曽我部研究室の学生によるワークショップ。
この地域を通る鉄道の高架下に新たに作られるアートスペースのデザイン案を地域住民に提案しています。

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「この街の歴史を知らないからこそ出せるアイディアがある。それを地域が解決したいと思っている問題とうまく合体させたい」と曽我部昌史教授は話します。

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横浜国立大学も別の高架下のデザインに関わり、両方とも来年秋に完成予定です。

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この他にも小学生とアーティストの合作で高架下に絵を描いたり、大岡川に新しい桟橋を作るなど、ハード・ソフトの両面から街の再生に取り組んでいます。

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初黄・日ノ出町環境浄化推進協議会の谷口安利さんは「1年近くこの街に来ていなかった人に“すごく変わった”と言われるのがうれしい」と言います。
“アート”と“若い人材”という新たな「地域の資源」によって生まれ変わる初黄・日ノ出町地区。
10年後、20年後にどんな街になっているか、楽しみです。


自然の森、アート、若い人材、街の歴史…「地域の資源」にはいろいろな形があります。
それをどのようにして「まちづくり」にいかすか。アイディアがあれば可能性もたくさんあります。

2009年には開港150年を迎える横浜。
市民が「地域の資源」をうまく活用し、さらに魅力的な街・横浜にしていければと思います。


★取材先
GROUP創造と森の声
(HPはこちらから)
※取材した「横浜の森美術展2」は終了しています。

Kogane-X Lab
(HPはこちらから)


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