8/25:地域はあなたを待っているPart1
今週・来週の2回にわたり「地域はあなたを待っている~団塊の世代へのメッセージ」と題して、定年後の地域活動への参加について考えます。

スタジオには中田 宏編集長、ゲストに定年退職者への取材を3000人以上行っている作家の
加藤 仁さん、そして横浜市内で地域活動を行っている団体の方々を迎えてお送りします。

終戦直後の1947年から1949年の第1次ベビーブームに生まれた団塊の世代。
その数は800万人と言われ、横浜市内ではおよそ18万人。市民全体の5%を占めています。

加藤さんは「高度な社員教育を受け、パソコンの使い方などを苦にしない最初の世代。衣食住を我慢してきた最後の世代。」とこの世代を分析、「若い世代と先輩世代の架け橋になれる存在。」と指摘します。

団塊世代が定年退職を迎えるのが今年2007年から。
高いスキルを持った方々が社会に参加することでより地域が活性化することが期待されます。
でも会社一辺倒だったお父さんたちがどうやったら地域参加することができるのか…
そこで一足早く地域活動に参加しているグループの事例を取材しました。
地域活動で一番身近な存在が地域の自治会・町内会。

泉区の下和泉住宅は交通の便が悪く、住民の減少が問題になっていました。

そこで自治会が自力でミニバスを走らせるために尽力、5年前から「Eバス」を走らせています。
「会員制にしなければならない」「運転手は運転のみ」「途中に停留所は立てられない」など…
規制は多いものの、自治会と観光バス会社が協議を重ねて実現にこぎつけました。

現在では毎日100人以上が利用。
交通不便が解消され、若い世代も帰ってきたそうです。

この他にも高齢者の送迎サービスを行う「あやめ会」を運営するなど、地域の問題を自治会が
アイディアを出し合って解決しています。

地域の問題は地域の住民が一番知っていて、解決にも意欲的になります。
この下和泉住宅自治会のモットーは「遠い親戚より、近くの自治会」だそうです。

地域活動参加のきっかけはいろいろなところにあります。
瀬谷区の瀬谷区民活動センターにあるのが「団塊の世代サポートデスク」。
区内のボランティアやサークル活動の情報提供を中心に、団塊世代の定年退職後のサポートを行っています。

夕方からの時間帯は、既に地域活動を始めている先輩から直接アドバイスが受けられます。

その相談員の母体となっているのが「男の手貸します」というボランティアグループです。
職場や趣味での経験を活かして、男手が必要な人たちの問題を解決しています。

どんな能力が地域に活かせるか、地域にはいろいろな活動の“ネタ”があります。
相談窓口やインターネットを活用することも参加の糸口を見つける近道になりそうです。

こちら鶴見区のみその公園・横溝屋敷は横浜市が所有する古民家。
その保存や活用に一役買っているのが横溝屋敷管理委員会とボランティアの皆さん。

この日は庭で竹細工。
これも裏の竹やぶの手入れをした後の間伐材を有効に使う活動です。

屋敷の障子は全部で107枚。
みんなで順番に貼り直しをしています。

道具類も積極的に使うことで手入れが行き届きます。
そしてその使い方を次世代に伝えていくことも大切です。

こうした保存活動は屋敷のことが好きでないと人が集まらないし、続いていきません。
「ボランティア」や「地域活動」ということを強く意識しなくても、いろいろなことが可能になります。

今後も子どもたちに昔ながらの道具の使い方を伝えたり、貴重な古民家を保存していくために、団塊世代の参加が必要になっています。
地域活動へどう参加するか…
そのヒントになるイベントが9月22日(土)23日(日)に行われます。


「横浜ライフデザインフェア2007」(会場:パシフィコ横浜)
詳しくは運営事務局 045-681-3733
HPはこちらから
★来週予告
9月1日(土)は「地域はあなたを待っている~団塊の世代へのメッセージ」Part2
をお送りします。
個人のアイディアや思いが地域を巻き込んで始まった活動や囲炉裏端から始まったボランティアの例を紹介します。
是非ご覧下さい。