5/26:昔々あったとさ~横浜・古民家めぐり
■週刊 見・聞・録:「横浜の古民家めぐり」

横浜の生活情報を深く掘り下げる「週刊 見・聞・録」。
今回は中田 宏編集長の突撃レポート!横浜に残る古民家を守る活動を取材しました。

港や洋館というイメージが強い横浜ですが、かつて農村地帯だった辺りには今も古民家が残っています。横浜市では市内に残る8つの古民家を修復保存して一般公開しています。
そしてそこでは市民の方々による保存活動が行われています。
今回は鶴見区獅子ヶ谷にある「みその公園・横溝屋敷」を取材しました。

昔話に出てくる風景がそのまま残る横溝屋敷は江戸時代に名主を務めた横溝家の屋敷。
江戸後期から末期の建物が残されています。

昭和62年に横溝家から横浜市に寄贈され、修復された後に横浜市の有形文化財の第1号に指定されました。月に4~5千人の方々が訪れ、子どもたちの体験学習の場にもなっています。

この横溝屋敷を管理運営しているのが「横溝屋敷管理委員会」。8人のスタッフと30人のボランティアの方が建物の手入れをしたり、季節ごとのイベントを企画・実施しています。

敷地内で取れた藁や間伐した竹を使った道具作りに参加。
皆さん「守っている」というより、「楽しんでいる」ようです。

障子紙の張替えをお手伝い。
横溝屋敷には107枚!の障子があり、全部張り替えるには1年かかります。

屋敷の田んぼで取れたもち米と蓬を使ってのお餅つき。
究極の“地場産・草餅”ができあがります。

もち米を蒸かすかまどは頻繁に使っています。そうすることで煙が茅葺屋根を燻蒸して虫除けになります。
このように昔からの道具も、ただ展示するのではなく、上手に使って手入れすることで長く保存することができます。ボランティアの方たちがイベントなどを楽しみながら道具を使い、それが古民家を守ることに繋がっているのです。

「古民家を守る」ことと「古民家で楽しむ」ことを両立させている皆さん。横溝屋敷は「鶴見の宝であり、横浜の宝、そして日本の宝」とも…

事務局長の新田さんは「子どもたちがたくさんここに来ることで、横溝屋敷を大切に思い、さらに先の世代に繋げていってほしい」と話していました。
これらの古民家はただ保存されているのではなく、地域の人々によって守られ、様々な形で活用されています。都会である横浜だからこそこのような風景を大切にしていかなければなりません。
そこで横浜市では昭和63年にこうした建物を保存するための要綱を作っています。
横溝屋敷以外の7つの古民家もそれぞれにテーマがあって魅力が一杯です。
懐かしい風景に会いに行ってみては?


■ハマ・インフォメーション
「戸塚駅西口周辺再開発事業について」

6月1日からはじまる工事によって、周辺の歩行者・自動車の動線が変わります。
★お問合せ
横浜市・都市整備局 戸塚駅周辺開発事務所
045-864-2621
「第49回水道週間イベント」

6月1日からの水道週間に合わせてイベントが行われます。
★お問合せ
横浜市・水道局お客様サービスセンター
045-847-6262
☆次回予告
6月2日(土)の週刊見・聞・録のテーマは「海から見た横浜」です。
開港当時の海や現在の海、そして未来の横浜の港を見聞録!お楽しみに!