4/28:地域の課題をビジネスに

■週刊 見・聞・録

今週は中田宏編集長のレポートです。
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今回のテーマは「コミュニティビジネス」。地域の問題を解決する際に、それをビジネスにしようというものです。
そのポイントは、

①「地域の課題を解決するための“継続的な地域貢献活動”」
自分のためではなく、地域みんなのためのビジネスであり、有償ボランティアに近い性格を持っている。

②「個人の利益を増やしたり、分配することを目的としない」
お金をもうけるためではなく、事業を続けるための最低限の必要経費(人件費や家賃、光熱費など)を利用者からもらう。

「地域のために…」と頑張るにもお金はかかります。そこでビジネスにして費用を捻出しようというものです。その実例を取材しました。


「NPO法人・あいあい」(横浜市港北区)
一時託児を中心に地域で子育てをする家族をサポートする事業を行っています。会員制で利用者からの託児料で運営。主婦を中心とした子育て経験が豊富なスタッフで子どもたちを見守り、忙しいお母さんのニーズに応えています。

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「あいあい」の元々の趣旨は障害や病気のある子どもの兄弟が様々な悩みを語り合う場を作ることにあります。障害や病気をある子供がいる家庭では、親がその子どもにかかりっきりになる場合が多く、兄弟姉妹は寂しさから情緒不安定になったり、心身の発達が遅れたりする可能性があると専門家から指摘されています。

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そこで両親が忙しい間、兄弟姉妹の子どもを預かり家庭的な雰囲気の中で見守っていこうと3年前に「あいあい」を立ち上げました。

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代表の大場佳代子さんは「最初はボランティアでやればと考えていたが、とても家賃が払えないし、低くても賃金を払えば仕事として「あいあい」にきてくれるスタッフを見つけやすいのでは」と思い“コミュニティビジネス”として運営しています。

お問合せ;045-402-3612


「NPO法人・ふくろう」(横浜市旭区)
高齢者や障害のある方を車で送迎するコミュニティビジネス。比較的安い料金で、ドアtoドアのサービスを行っています。利用者はもちろん、その家族の負担も軽減されます。

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旭区は坂道が多く、バス停や駅から遠い地域もあります。そこで自治会活動をしていた平林三千代さんとタクシー運転手をしていた仲村憲英さんが、ビジネスとしてこの移送サービスを始めました。

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現在は10名のスタッフで送迎を行っていて、平林さんを含め2名がヘルパーの資格を持っています。
今後はスタッフを増やして利用者の待ち時間を減らしていきたいとのことです。

お問合せ;045-951-3357


「学童保育・ピタゴラネスト」(横浜市緑区)
JR鴨居駅前にある学童保育所「ピタゴラネスト」では、留守家族の子どもを預かりながら算数や音読、英語、書道、そろばんなどのお稽古事をプラスした新しいコミュニティビジネスを始めました。

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代表の寺崎豊美さんは「働く親として“子どもが放課後を過ごすならばこんな場所がいい”という理想のものを作ってみた」と話します。

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小学校1年生から3年生の子どもたちはゲーム感覚でお稽古をし、楽しみながら基礎力が付くような工夫がされています。全く新しいサービスですが、放課後の安全な子どもの居場所作りや学習と遊びが両立できる場として注目されています。

お問合せ;045-934-4410


「コミュニティビジネス」では、お金儲けよりも「地域のために続けていきたい」という強い気持ちが原動力になっています。横浜市のコミュニティビジネスについて詳しく知りたい方は、
◇横浜市 商業・コミュニティビジネス振興課 045-671-4235まで


■ハマインフォメーション

「横浜市職員採用試験について」
事務や土木など21の職種を募集する大学卒程度等採用試験と、社会福祉士などの資格を持ち、福祉の職場経験がある人を募集する社会人採用試験。

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詳しくは横浜市人事委員会事務局任用課
045-671-3347


「開港148周年記念式典コンサートにご招待」
6月2日(土)開港記念日に行われる「スターダストレビュー」スペシャルアコースティックライブに抽選で600名をご招待。
会場:パシフィコ横浜(15時30分~)

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詳しくは開港記念式典事務局
045-680-2125


☆次回予告
5月5日(土)の週刊 見・聞・録のテーマは「空から見る横浜」
取材は東村絵理記者です。

2007年04月の記事

2007年04月にブログ「横濱編集局」に投稿されたすべての記事です。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前は2007年04月21日の記事です。

次は2007年05月05日の記事です。